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笑顔と気配り 窓口統括

商工中金京都支店窓口サービス課主任 笹井美代子さん
商工中金京都支店窓口サービス課主任 笹井美代子さん

 京都市下京区のオフィス街にある新しいフロアに「いらっしゃいませ」の声が響く。今年2月に主任に就いた。1階の窓口業務を統括し、同じフロアで働く12人の職員を引っ張る。

 銀行できびきびと働く女性の姿にあこがれて、商工中金を就職先に選んだ。今の役割を「サッカーのキャプテンのよう」と自任し、現場で仕事を進めながら、全体を見渡して他の職員に指示を出す。

 預金や債券の店頭受け付けや、個人事業者向けの資金貸し付けなど、窓口業務は多岐にわたる。営業時間中はあいさつと笑顔の励行を徹底し、窓口が閉まる午後3時以降はその日の取引を確認する「締め事務」に当たる。預金や手形を現金と照合するため、神経を張り詰めて数字に向き合う。多忙を極める月末は「ひと呼吸置こう」と周りに声を掛け、職場でミスが出ないように気を配る。

 京都支店に31年間勤務し、窓口を訪れる中小企業の経理担当者の中には10年以上にわたって応対し続けている人もいる。「『手形決済についてちょっと教えて』と、私を名指しして電話をかけてくる人もいる。気軽に話を聞ける存在だと思っていただいているのなら、うれしい限りですね」と目を細める。

 支店は5月6日、中京区から、四条烏丸に近い下京区のオフィスビルに移転した。今年の大型連休は店舗の引っ越し作業に費やし、書類の整理や梱包(こんぽう)に汗を流した。

 16歳から華道を学び、フラワーアレンジメントも趣味にしている。花をもらう機会があると、ロビーに生けて季節感を演出する。「京都の中心部に支店が移って、商工中金を市民に知ってもらう機会が増えた。これまで以上に、温かい雰囲気づくりときめ細かい心遣いに努めたい」

ささい・みよこ 高校卒業後の1979年に商工中金に入社。以来、京都支店に勤務し、窓口業務を担当してきた。華道のほかドライブが趣味で、週末は琵琶湖などに出掛ける。京都市出身。50歳。

【2010年9月26日掲載】