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パソナ京都 研修担当課長 塚田直子さん

就活前進へ後押し
パソナ京都 研修担当課長 塚田直子さん

 「働く女性を応援したい」。研修の仕事に携わって約30年。人の能力を掘り起こし、磨きをかける仕事にやりがいを感じる。派遣先や就職先で即戦力として役立つパソコンなどのビジネススキルも大切だが、「相手を思いやり、職場の仲間と協力して仕事を進められる能力が必要」と強調する。

 研修の第一歩として、初対面の人同士で第一印象をほめ合うグループディスカッションがある。「相手の良いところを見つけ、指摘することでコミュニケーションが円滑に進みます。言われた方もうれしくて自信になる」と話す。

 現在、新卒や進路未定者の4年生を対象に早期就職を無料で応援する「就活支援プログラム」を担当している。何十社も面接を受けても内定を得られず、自信を失っている人も多い。「でも、後押ししてあげれば前進できる」

 そのため、得意な人が多いワードやエクセルなどOAスキルの向上から入り、ほめて自信を取り戻してもらう。続いて、仕事の進め方やマナー、コミュニケーションなども磨き、同行営業も体験してもらう。指導する13人のうち、すでに内定が得られた人もいて「自分のことのようにうれしい」と話す。

 研修とのかかわりは、短大卒業後に入社した企業で人事部に配属され、社員研修担当となったことから。時には自分より先輩の研修を講師として受け持つこともあった。研修で自信を得た人の顔が上がり、表情が変わる。

 「働く人を支援する仕事を一生続けたい」とパソナ京都の前身に転職した。まだ社員10人ほどの小さな会社で「結婚、産休、育休すべて会社初でした」とキャリアの軌跡を振り返る。

 ずっと順風だったわけではない。今年、乳がんが見つかり手術して克服した。パソナ京都は乳がん検診を促す「ピンクリボン運動」にも参加している。自身も「健康で働き続けるためには早期発見が大切」と呼び掛けている。

つかだ・なおこ 京都女子大短期大学部卒。1982年、京都セラミツク(現京セラ)入社。86年、テンポラリーセンター京都(現パソナ京都)入社。京セラ時代の先輩である夫と長女、実母、ホームステイするカナダの高1女子生徒と暮らす。趣味はクラシックバレエ。京都市伏見区出身。49歳。

【2010年11月7日掲載】