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相続や資産運用 お任せ

三菱東京UFJ銀行京都中央支店 お客さま相談第一課 支店長代理 山口雅代さん
三菱東京UFJ銀行京都中央支店 お客さま相談第一課 支店長代理 山口雅代さん

 京都中央支店で富裕層向け会員専用室「プライベートバンキング・オフィス」を担当する管理職。落ち着いた雰囲気の専用室で顧客の資産運用などの相談を受け付ける。「相続問題や運用方法など、気になりながら一歩踏み出せずにいるお客さまの悩みを解決につなげるのが仕事です」

 顧客は大金持ちとは限らない。「退職金規模の額を支店に預金している人」に会員資格があり、同支店では1万2千人余りが有資格者という。最も多い相談は老後資金をどう投資するかといった「運用」。自分の死後に遺族がもめないよう考える「相続」も多い。相談によってはグループ内の不動産会社や証券会社などの専門家も交え、財産に関するすべてに応える。

 入行1年目の聖護院支店時代から企業オーナーらの資産相談を担当し、「お客さまに孫のようにかわいがられたこともあった」。以来、富裕層向けの畑を歩んできた。富裕層の資産運用志向には近年、変化が見られるという。「先祖の土地を守る意識の強い地主層が、世代交代とともに土地に執着しなくなっている」。運用情報があふれる中、客の思いを読み取って提案するのが役割だ。

 管理職の今は部下に顧客対応を任せることも多いが、「言葉は丁寧でも、お客さまを大切に思う気持ちがないと伝わらない」と常に自分や部下に言い聞かせている。

 長男出産後、1年ぶりに職場復帰した2008年秋、管理職に昇格した。産休中に金融商品取引法が大きく変わり、旧UFJ銀と旧東京三菱銀の各システムが統合されるなど、業務は復帰前と一変。「仕事を覚えるだけでしばらく大変でした」と振り返る。

 寿退社が一般的だった入行当初と比べ、今は職場に育児への理解がある。トラブルがあっても無制限に残業できず、帰らざるを得ないが「割り切れないで悩みながらも、気負わず目の前のことに取り組んでいます」。

やまぐち・まさよ 石山高、京都女子大教育学科卒。1996年、旧三和銀行入社。個人向け営業畑を歩み、2006年、支店長代理に昇格。長男出産のため07年から1年間、休職。08年職場復帰、京都支店へ配属。守山市出身。栗東市で夫と長男との3人暮らし。37歳。

【2010年12月19日掲載】