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ネットの情報発信 支援

ICTアドバイザー 加藤和子さん
ICTアドバイザー 加藤和子さん

 目標は「汗と血と涙も通うインターネット」の実現。そのために、ホームページ制作やブログでの情報発信支援、関連講座の講師など何でも取り組む。「ネットは素人が何かできるチャンス。もともとは男性が作ってきたメディアだが、ネットを使って生活を暮らしやすく、楽しくできるかは、女性にかかっている」と語る。

 大手コンピューターメーカーの事務職として「お気楽OL」をしていた20年以上前、周囲の会話が理解できず、「交じりたい」との気持ちからシステム技術職に社内転職した。販売促進の部署で、顧客との橋渡しに努めた。

 一方で、開発者側の視点が優先され、一般の人には分かりにくいというジレンマも感じていた。11年務めた後退社。アルバイトを経て、ITの活用法を伝えるICTアドバイザーとして独立。京都を中心に活動している。

 ICTの「C」は、コンテンツやコミュニケーションを意味する。コンピューターやネットを「何のために使うか」が分からないと、使うこと自体が目的になってしまう。「普段の暮らしを豊かにするために生かしてほしい」と願う。

 社会保険労務士やパン屋、デザイナーら多彩な顔ぶれに、ブログやホームページでの情報発信などをアドバイスしている。自身も子育て中。家で仕事ができる環境だからこそ、両立できると感じる。

 自分でも始めたブログは、町や人を見る意識を高めたという。掲載する写真を撮りためるうち、個展を開催することに。エッセーの寄稿も舞い込んだ。「失敗も多いが、目指すべきものが見えると、すごく楽になり、迷いがなくなった」。明るく、前を見据える。

かとう・わこ 京都府立大女子短期大学部卒。1987年にNECに入社。2005年に独立した。「食べると安心する」というおむすびを作るのが日課。月1回おむすびなどを持ち寄る「おむすび会」を開いている。夫と小学3年の長男の3人暮らし。奈良県出身。左京区在住。44歳。

【2011年1月9日掲載】