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ギネス記録達成へ助言

ピット社長 清水流美さん
ピット社長 清水流美さん

 「ギネス記録申請のコンサルティング」を掲げてオンリーワンを目指した事業を展開している。ギネスといえば個人の記録というイメージが強いが、「ギネス記録」の称号が持つPR力を手に入れたい企業やまちづくり団体からの依頼が大半を占める。

 大学卒業後、英国への語学留学を経て父親が経営する長岡京市の不動産会社に就職。父親の姿を見て起業を志した。

 24歳でウェブデザインの技術を生かして開業し、中小企業にホームページの作成指導を始めた。翌年、自宅にあったギネスブックをたまたま読んでギネス記録のブランド力に着目。コンサルタント業務に乗り出し、9年前に京都市内でピットを設立した。

 ギネス記録を目指す企業や団体に英国のギネス社への申請方法、達成に向けての手順や挑戦会のスケジュール作成、記録のPR方法を助言する。これまで関わった認定記録は30件以上。「世界一の大門松」「有料乗車人員世界記録のロープウェー」などで、「一度にブーブークッションに何人座れるか」への挑戦といったユニークな依頼も受けている。

 まちづくり団体からギネスに認定されたとの連絡が初めてあった時、涙があふれた。「地域の発展をギネスに託す思いは熱い。地方が主役になるチャンスを一緒につくり、感激を共有できるのがこの仕事の魅力」と語る。企業からも「営業がしやすくなった」など感謝の声が寄せられる。

 中小企業の営業力を強化するため、制作から改善までをを継続してサポートするウェブサイト事業も手掛ける。起業を志す女性に講演する機会も多く、自らの起業経験をつづった本も出した。「女性は起業しても結婚や出産など『辞める理由』が次々と出てくる。何よりも辞めない決意が大事。オンリーワンを追求すれば未来は必ず開ける」とエールを送る。

しみず・るみ 長岡京市出身。青山学院大では物理学を学んだ。1999年に開業し、2002年に合資会社「ピット」を設立。趣味の書道では大人向けの教室も開いている。中京区在住。35歳。ピットは中京区西洞院通四条上ルTEL075(213)5834。

【2011年2月27日掲載】