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運動で「プチ非日常」演出

NAS大津一里山支配人 尾崎久美子さん
NAS大津一里山支配人 尾崎久美子さん

 スポーツクラブの経営管理からスタッフ陣の指導、時にはエクササイズの講師を務める。バイクやランニングマシンで汗を流す会員らにアドバイスを送り、持ち前の元気さで会員の気持ちをほぐす。「日常の中でプチ非日常を楽しんで元気になってもらう。そんなクラブを目指しています」

 大津一里山店の会員は約1700人。主婦や仕事帰りの人が健康促進やストレス解消に訪れる。「会員に運動しながらうれしかった話や落ち込んだ話をしてもらって、心も体も元気になってもらえればやりがいにつながる」

 支配人として、学生アルバイトが多いスタッフの指導が大きな責務だ。「どの年代の会員からみてもさわやかなイメージがスタッフには大事」。親密さと接客をはき違えないことや身だしなみがスタッフ指導のポイントという。

 元々スポーツは好きだったが、大学での専門は体育系ではなく異文化コミュニケーション学。老若男女が集まる場で「対話」に関わりたいと、バイト先にスポーツクラブを選んだら自分になじんだ。就職活動ではホテル業界にもあこがれたが「日常の喜怒哀楽を客と共有したい」と、スポーツクラブを選んだ。

 提供するサービスの良し悪しは会員の反応にすぐに表れる。だからダンスやエクササイズのレッスン中、場に一体感が生まれると気持ちが高揚するのがたまらない。「自分に合っているから10年がすぐに過ぎた」と振り返る。

 学生時代に培った英語を使って米国のフィットネスレッスンを受けたり、スポーツクラブの見本市などに赴くこともある。2008年には、米国サンフランシスコの見本市で見かけたZUMBA(ズンバ)というラテン系ダンスのクラブ導入を先導した。「もっといろんな国に行ってサービスやレッスンを発掘したい」

 いまはラテン系ダンスをさらに取り入れるためスペイン語を勉強中だ。「NAS大津一里山に行っていることを自慢してもらえる店にしたい」

おざき・くみこ 大阪府泉大津市出身。神戸松蔭女子学院大卒業後、日本体育施設運営(現スポーツクラブNAS)入社。兵庫、千葉、京都での勤務を経て2008年から大津一里山事業所へ。同12月に副支配人、今年4月から支配人。英中2カ国語を話せ、スペイン語も勉強中。大津市在住。32歳。

【2011年5月1日掲載】