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新しい美肌対策提案

アークレイからだサポート研究所 内藤淳子さん
アークレイからだサポート研究所 内藤淳子さん

 からだサポート研究所(京都市上京区)は、糖尿病などの臨床検査機器メーカーのアークレイ(中京区)が2006年に参入した機能性食品素材を開発、販売している。

 「エイジケア」「抗メタボリックシンドローム(症候群)」をテーマにした製品の開発と販促の両方を担当。白衣を身につけ分析機器を駆使する一方、営業担当者と取引先を訪れて製品を説明する。「技術的な部分は言葉が堅くなりがちなため、できるだけ分かりやすい言葉で端的に伝える」ことを心掛けている。

 力を入れている機能性食品素材の一つが、天然のドクダミやカモミールなど4種のハーブエキスを混合した素材だ。体内のブドウ糖とタンパク質が反応する「糖化」は、皮膚の老化や糖尿病合併症などの原因にもなる物質を生成する。混合ハーブエキスには皮膚コラーゲンの老化を防ぎ、肌の張りや弾力を保つ働きがあり、「抗糖化」をキーワードに健康食品会社や化粧品会社に新しい美肌対策を提案する。

 最近は女性向け雑誌などでも「糖化」「抗糖化」といった言葉が使われるようになった。「以前は『どういう意味?』と聞かれたが、根気よく続けて、ようやく認知されるようになった」と笑顔を見せる。

 製薬会社で入浴剤や洗口液などの商品開発に携わり、「より人の健康に近い商品をつくりたい」とアークレイに移った。企業が健康食品を扱う場合、人の血液や尿を採って効果を確かめるのに通常は困難が伴うが、アークレイには糖尿病患者の臨床試験などで蓄積してきた科学的データがあり、「他社との違いをアピールでき、仕事がやりやすい」。

 27〜29日に京都市左京区の国立京都国際会館で開かれる日本抗加齢医学会総会での企業展示のため、いつも以上に忙しい日々を送る。「今後はもう少し製品数を増やすとともに、新製品であるシイクワシャーエキスの認知を高めることが目標。多くの人の健康づくりに役立つ製品を開発して届けたい」と力を込める。

ないとう・じゅんこ 広島大大学院生物圏科学研究科博士課程前期修了。製薬会社に約8年勤務した後、2002年1月アークレイ入社。セルフケア事業部、新規事業部を経てからだサポート研究所。米国ドラマのDVD観賞や読書で気分転換を図る。岡山県津山市出身、京都市右京区在住。42歳。

【2011年5月22日掲載】