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不動産接客 秘策を伝授

ハウスドゥFC事業部SVサポート主任 松浦美奈さん
ハウスドゥFC事業部SVサポート主任 松浦美奈さん

 小さいころから新聞に折り込まれた新築住宅のチラシを見て、あれこれ想像するのが好きだった。仕事として不動産業を選び、今フランチャイズ加盟店向けに事務や第一接客を教える責任者を務める。

 「最初に接する担当者は、お客さんにとって会社の顔。そこで社の印象が決まることを忘れないでほしい」。北海道から沖縄まで全国の加盟店を駆け巡ってアドバイスする。

 大学入学とともに京都へ。「都会過ぎず、田舎過ぎない」ところが気に入り、就職先も京都を選んだ。不動産仲介のハウスドゥ住宅販売(京都市右京区)に入社し、店頭で事務や第一接客の仕事に就いた。

 不動産業にオープンなイメージを持たず、警戒心を抱きながら訪れる客も少なくない。「新鮮で豊富な情報をオープンにするのが会社の方針。つかず離れずの接客でまずは物件情報を見てもらい、気になれば声を掛けてもらうスタンスを心掛けた」と話す。

 なかなか警戒心を解かない女性客に対しては、家事の動線の良さを提案して少しずつ距離を縮めた。名指しで接客依頼を受けるまでになり、最後にはマンション購入と、当初予定になかった持ち家の売却にまで至った。「接客では女性同士の親しみやすさも大切」と笑顔を見せる。

 現在取り組んでいる加盟店向けのサポート業務では、そんな現場での経験を生かし、マニュアルにない接客方法を伝える。本社での月1回の研修会では、事務関係の講師役を担う。相談事には電話一本で応じる。「松浦ファンが多い」とは同僚の言葉。研修に参加したある女性は、当初希望していた営業職から事務職に担当を変えたという。

 加盟店数は、5年前の8倍の128店舗に増えた。現在も約50店舗がオープン準備中。忙しい毎日を送るが、仕事後は好きなお酒を同僚と飲んで気分転換を図っている。

まつうら・みな 京都産業大卒。2005年ハウスドゥ住宅販売入社。長岡京市や向日市などの5店舗で営業サポート業務に携わる。11年3月にグループ会社のハウスドゥ・フランチャイズ・システムズ(京都市中京区)に転籍し、SVサポート主任に。1日の事業統合、社名変更に伴い現職。徳島県出身。28歳。

【2011年6月5日掲載】