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平和堂 夏原平和社長

商品、売り場の鮮度高める
夏原平和社長

 −昨年は災害や円高などが個人消費に影を落とした。
 「今は変動期で、10年、20年先を見据えると、変えるべきことがたくさんある。これまでの延長の改善ではなく、革新が必要だ。スローガンを『次代に向かって革新に挑戦』とした。今年は創業55周年。創業理念を忘れず、商売の基本を徹底的に磨いていきたい」

 −具体策はどうか。
 「食品センターが老朽化したため、滋賀県内に新センターを建てる。新しい鮮度技術を備えた機械を導入し、店頭に並ぶ商品の鮮度向上や品ぞろえ充実を図る。今年計画を立てて着工、来年の稼働予定で、鮮魚や精肉などを使った商品開発の機能も持たせる。将来的に京都、大阪、兵庫のいずれかにセンターをもう1カ所設けたい」

 「若い人を取り込むためインターネットスーパーにも挑戦する時に来ている。今年は研究し、来年始められたらと考えている。ネットビジネスを視野に入れて情報管理のコンピューター基幹システムを数十億円かけて変える。ネットスーパーと(高齢者ら向けの)買い物代行サービスを一緒にできるようにしていきたい」

 −売れる店作りへの強化ポイントは。
 「昨年初めて若者向けの衣料やバッグ、装飾品などをまとめて置くカジュアル専門売り場を一部店舗に設けた。反応は良く、20〜30代の客が増えた。昨年7店加えて15店となった化粧品の新売り場も好調だ。今年は5店を改装する計画で、こういった売り場を中心に改装を進める」

 −新規出店は?
 「今年は4〜5店出す。主に大阪だが、(岐阜や京都から)『バロー』『フレスコ』などの滋賀出店が相次いでおり、県内補強のため大津市の競輪場駐車場跡地にもスーパーを構える。地場の食品スーパー丸善の買収で地域シェアを高めたい」

 −海外事業をどう広げるか。
 「中国・湖南省の3店舗が順調だ。中国は今後も伸びる。4号店設立を現在、湖南省と省外の両方で検討している。遠方の中国人にも日本製の良い商品を買ってもらえるようネット販売の準備も進めている」

【2012年1月17日掲載】