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インデックス

路上喫煙減少 53%「実感せず」 

御堂筋の「条例」認知度、市民アンケート
 大阪市が御堂筋(梅田−難波間約四キロ)で施行している「路上喫煙防止条例」の認知度に関する市民アンケートの結果をこのほどまとめた。条例を知っている人は九割いたが、路上喫煙が減ったと思う人は約四割にとどまった。禁煙区域の拡大を求める声も多くあった。

半数以上 禁止区域拡大 望む

 条例は大阪市が昨年四月に施行し、十月からは千円の過料徴収も始めた。京都市も同様の条例を施行し、六月から市内中心部で過料徴収を始める方針だ。
 大阪市民六百人を対象にした調査によると、条例を知っている人は92・6%で過料徴収も88・4%の人が知っていた。知らない人は約一割で十月前後のPRが効果をあげた。
 条例施行後、禁止地区の喫煙率は実施前の2・6%から0・5%(今年一月の大阪市調査)に減少した。しかし市民の実感は路上喫煙が「少なくなった」と答えた人は37・5%にとどまり、「以前と変わらない」と答えた人が53・0%だった。また御堂筋沿いに二カ所ある喫煙場所を知らない人が76・4%で、喫煙場所の周知徹底も課題となった。
 今後については「禁止区域を拡大すべき」が53・2%、「マナーやモラルの向上活動を推進すべき」は34・6%で、肯定派が過半数を占めた。「過料徴収はやめた方がよい」はわずか4・4%だった。
 大阪市は「認知度は予想以上に高まった。今後は効果を検証しながら喫煙者のモラル向上も図りたい」(環境局)としている。

【2008年4月11日掲載】