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立命館全校 全面禁煙に

5年後目標 段階的に対策
 学校法人立命館は一日までに、立命館大、立命館中学・高校など法人の全校を全面禁煙にすることを決めた。五年後の二〇一三年達成を目標に、喫煙シェルター設置などの対策を進める。医療看護系大学に比べて総合大学の禁煙の取り組みは遅れているが、有力大の「全面禁煙宣言」に関心が集まりそうだ。
 立命館大衣笠キャンパス(京都市)、びわこ・くさつキャンパス(草津市)などでは分煙のため屋外に喫煙場所を指定していたが、教室に煙が流れ込んだり、研究室では喫煙できたりと受動喫煙を防げなかった。
 また、健康診断での調査(〇七年度)で、一年生で6・1%の喫煙者が四年生で23・1%に跳ね上がるなど、入学後に喫煙を始める学生が多いことから、「喫煙者を減らすのは大学の責務」として川口清史総長らで検討委員会を設置し、「キャンパス全面禁煙に向けた指針」を常任理事会で先月決めた。
 一三年四月からキャンパス全面禁煙と明記した。今年九月に分煙徹底のためキャンパス内に喫煙者用のシェルターを設け、一〇年からは教職員のキャンパス内喫煙を禁止する。付属校では前倒しで今年四月から全面禁煙を始めた。
 入学後の喫煙を減らすため、新入生ガイダンスや体育会の研修などで喫煙の健康影響について説明を徹底し、学生や教職員への禁煙指導も強化する。
 担当の石坂和幸・立命館総務部次長は「教授会で『もっと早くすべき』との強い意見も出たが、時間をかけた教育啓発が実行につながると考えた。近隣の住民とも協議し、学校周辺を路上喫煙禁止区域にすべきかどうかも検討したい」と話している。

【2008年5月2日掲載】