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京の路上禁煙 区域2倍

京都市が諮問

 京都市は2日、路上喫煙の禁止区域を2倍に拡大する計画案を市路上喫煙等対策審議会に諮問した。烏丸通、御池通、河原町通、四条通に囲まれた区域のほぼすべての道路を禁止区域に加える内容で、市はこれまで幹線道路を中心とした「線」から、中心部を「面」で規制する。審議会は実施時期などを協議するが、さらに区域拡大を求める声もあり、今後の課題となる。

烏丸通・御池通・河原町通・四条通内 路地も 「面」で規制強化

京都市中心部の路上喫煙禁止区域

 路上喫煙者に罰則を科す政令指定都市(18市)は9市あり、京都市は2007年11月、四条通(烏丸〜東大路)や河原町通(御池〜四条)など人通りの多い10通7・1キロを禁止区域に指定。翌6月からは千円の過料徴収を始め、喫煙者は約9割減った。
 これを受け、市は罰則適用は有効と判断。高倉通など指定外の道路について、過料徴収する指導員から「禁止区域外に喫煙者が逃げる」との指摘があったほか、観光客からも「どの道路が禁止か分かりにくい」との声が出る中、市は「面」の規制に切り替えることを決めた。
 計画案によると、東は河原町、西は烏丸、北は御池、南は四条の各通りに囲まれた区域は、一部私道を除き道路はすべて禁止区域にする。東洞院、柳馬場、堺町、麸屋町などを新たに加え、禁止区域は16キロに拡大される。
 広島市や東京都千代田区などは禁止区域を地区で指定している。京都市でも、四つの通りで囲まれた区域はほぼ地区指定と同じ効果となる。
 この日の審議会で、市は「特に象徴的な地域を禁止区域とすることで、マナー向上を図りたい」と説明した。審議会の了承を受け次第、一定の周知期間をとって実施する方針。
 ただ、導入時にも検討された木屋町通などの歓楽街は「喫煙者とトラブルになる」との理由で、市は今回も禁止区域から外した。審議会では委員から「木屋町や先斗町は入らないのか」「祇園区域も含めるべきだ」と、さらに区域を広げるよう求める意見が相次いだ。導入時にも審議会は市の当初案を拡大修正しており、今回も市の案をそのまま了承するかどうかは不透明だ。

【2009年11月2日掲載】