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坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像

国の行く末見すえ
公園の一角に建つ坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像(京都市東山区・円山公園)
 サクラの名所として知られる円山公園の一角に立つ。坂本龍馬像は直立し、中岡慎太郎像は左手に刀を握って片ひざをつき、ともにまっすぐ前を見すえている。
 碑文が刻まれた台座は高さ約三メートル。その上に、約三・六メートルの龍馬像と約一・五メートルの慎太郎像が載っている。古びた青銅色が年月を感じさせる。
 銅像は一九三六(昭和十一)年、京都高知県人会の有志が建立した。太平洋戦争時に銅を供出するため撤去されたが、一九六二(昭和三十七)年、初代会長の故川本直水さんが中心となって再建した。
 毎年三月初旬、「京都・東山花灯路」を前に、県人会や京都龍馬会のメンバーが銅像と周辺を清掃し、春の観光シーズンに備えている。
 友人と二人で三重県から観光に訪れた大学院生安川康大さん(二四)は銅像を見て、日本史の授業で学んだ龍馬の肖像画を思い出した。「脱藩して薩長同盟の立役者となり、近代日本の礎を築いた。二人のスケールの大きな生き方はかっこいいですね」と話していた。

【2007年3月20日掲載】