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西京区30周年記念モニュメント

人 動物 見え方様々
人や動物などいろいろに見える西京区発足30周年記念のモニュメント(京都市西京区・西文化会館ウエスティ)
 ゾウのようにも、チョウのようにも、人の顔のようにも。黒御影石の中ほどを垂直に走った二本の亀裂が、見る人にあれこれと想像させる。
 京都市西京区の市西文化会館ウエスティの入り口広場に三月にお目見えしたモニュメント。同区が一九七六年十月、右京区からの分区で誕生してから三十周年を記念して建てられた。
 モニュメントのテーマは「未来に羽ばたく西京区」。設置に当たって自治会関係者らでつくる記念事業実行委が、市立芸術大(同区)の教授で彫刻家の佐野賢さんに相談したところ、佐野さんが、テーマに合致する九八年制作の作品を無償提供した。
 モニュメント前の地面には、区民から寄せられた作文や写真、絵画などを収めたタイムカプセルが埋められている。区発足五十周年に合わせて開封する予定だ。
 佐野さんは「区民が愛着をもつ西京区のすばらしい環境を二十年後も守っていてほしい」と話し、人や動物などいろいろに見えるモニュメントに、自然との共生や多様性の尊重の思いを込める。

【2007年4月3日掲載】