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駅伝の碑

最初の号砲響く
三条大橋のそばにある「駅伝の碑」(京都市東山区)
 江戸時代に東海道の西の起点だった三条大橋は、日本で最初の駅伝「東海道駅伝徒歩競走」のスタート地でもある。それを物語るのが、京都市東山区の三条大橋東詰北側の歩道に立つ「駅伝の碑」だ。
 同競走は一九一七(大正六)年、京都の三条大橋から東京の上野不忍池まで約五百キロを二十三区間に分けて行われた。四月二十七日から三日間に及ぶレースは、「日本のマラソンの父」といわれる故・金栗四三氏が、長距離ランナーの育成を狙いに発案したという。
 碑は日本陸上競技連盟が二〇〇二年に建てた。たすきをかたどり高さ一・五メートル、幅一・六メートル。「駅伝の歴史ここに始まる」の文字と走者の絵が記されている。台座には、草津、水口など各中継地点が刻まれている。
 日本独特の競技として発展してきた駅伝。京都でも全国都道府県対抗女子駅伝は一月の風物詩だ。碑の除幕式に出席した京都陸上競技協会の川野博康理事長(66)は「知っている人があまりいないのが残念。多くの人に知ってほしい」と願う。

【2007年11月27日掲載】