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平野屋・志んこ

愛宕神社
 千日詣りで有名な愛宕山には山頂に愛宕神社が鎮座している。火の神様を祀り、防火や火伏せの御利益があることから、参詣して「火迺要慎」のお札を授かることが今でも市井の人々の恒例行事となっている。平野屋が建つ嵯峨鳥居本はその参道の一の鳥居が立つことから名付けられたという。

 いつのころからか愛宕名物は「志んこ」と呼ばれる団子で、参詣者が今より大勢あった昔は山頂に至る参道のあちこちに茶屋が建ち、どこでもこの名物を売っていたという。今では茶屋も「志んこ」もここだけになった。米粉で作った団子を綴ら折れの参道を模して真ん中をひねっているのが特徴。

 京都市内の和菓子屋には「志んこ」をおいているところもあって、けっして馴染みのないものではないが、茶屋で「志んこと抹茶」と書いてあるのを見て、たいていの人は漬け物ですかと尋ね返してくるという。ニッキ、お茶、白の3種に黒糖の入ったきな粉をまぶしていただく。抹茶と、桜茶を添えて840円。お土産には15本入り900円。

 平野屋は鮎茶屋なので鮎の料理や湯豆腐もコースで提供している。築400年と言われる茅葺きに年季の入ったおくどさん(かまど)は必見。

お店情報

年中無休、am9-pm9(夜は要予約)
〒616-8437 京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16
電話とFAX075-861-0359
http://www13.ocn.ne.jp/~a0359/