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[西5系統]桂坂中央−桂駅西口

住宅街をぐるり一周
竹林が続く坂道を自転車がゆっくりと上ってくる(京都市西京区)
 穏やかな日中、京都市西京区の閑静な住宅街の一角にある桂坂中央バス停から乗車した。住宅街をぐるりと一周するコースの途中で、お年寄りや若者がぽつりぽつりと乗り込んでくる。坂道を上ったり下りたりしながら、ゆったりとバスは進む。運転士は「バスが止まるまで、席をお立ちにならないでください」と、しきりに注意を呼びかける。
 国道9号を横切り、洛西ニュータウンに入る。北福西町一丁目のバス停を降り、バス道をたどると、手入れの行き届いた竹林が道路脇に続く。旬のタケノコ栽培のため、ふかふかの土が根元に敷かれ、竹の間隔も十分とられている。竹林は、次のバス停の京都明徳高校前周辺にも広がっている。バス停から東に延びる竹林脇の坂道を、自転車の子どもたちがのろのろと上ってくる。
 再びバスに乗り、阪急桂駅西口に着いた。バスを待つ洛西ニュータウンに住む主婦(六〇)は「二十七年前、地下鉄が延びると聞いて移り住んだが、いつになるのやら。バスがいまだに主な交通手段」と話す。

 【メモ】 主な経路は桂坂中央〜桂坂小学校前〜国道沓掛口〜北福西町1丁目〜京都明徳高校前〜桂駅西口。営業距離は往路で11.5キロ。所要時間は約35分で、平日運行回数35回。1日の乗客数は3509人。(2002年度市交通局調べ)