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[16系統]九条車庫前−京都駅前

住宅地に生活感あふれ
地域住民の生活に根ざした神社仏閣が多い(京都市南区・新宮神社)
 九条車庫前を起点に、南区役所や府民総合交流センター、市民防災センターなど区内の公共施設と住宅街、京都駅を結んでいる。
 観光客や会社員らが行き交う京都駅前で、平日の昼過ぎに乗車した。乗客は十五人ほどで、区役所などの利用者なのか高齢者が多かった。
 車窓からは、東寺を除けば、京都らしい神社仏閣や自然の風景はあまり見られない。九条通や国道1号など大通りの騒々しさや、道で遊ぶ子どもや談笑する主婦の姿など市民の生活感あふれる光景が広がる。
 それまでのバス停で最も多い五人が降りた南区総合庁舎前で下車した。同区が最近作製したウオーキングマップを手に、九条通周辺を一時間ほど歩き、九条藤原家ゆかりの神社や寺を回った。
 藤原兼実の建立とされる新宮神社など、路地にたたずむ神社もある。いずれも規模は小さいが「毎日お参りしてます」と近くの主婦(六五)がいうように、地元住民の生活に根ざした神社や寺ばかり。こうした神社仏閣巡りが楽しめるのも、沿線の特徴といえる。

 【メモ】 主な経路は九条車庫前〜市民防災センター前〜東寺西門前〜八条油小路〜下京区総合庁舎前〜京都駅前〜京都駅八条口〜八条油小路。営業距離は往路6.9キロ、復路7.7キロ。平日運行回数約36回。1日の乗客数は477人(2002年度市交通局調べ)。