京都新聞TOP > 特集アーカイブ
過去の特集記事

[26系統]山越中町−京都駅前

中心部離れ閑静な地へ
閑静な宇多野ユースホステル周辺。海外からの観光客が多い(京都市右京区)
 JR京都駅前(京都市下京区)から繁華街を経由して、右京区山越中町の閑静な住宅地に向かう。京都駅で正午すぎに乗車した。ラーメン屋に並ぶ会社員や弁当の入った買い物袋を手にしたOLたちが車窓に見える。
 烏丸六条から、修学旅行の中学生六人が乗り込む。「御室仁和寺に行った後はどこに行く」。地図やガイドを手に、最後部の席で盛り上がる。
 西大路通から一条通に入ると車一台しか通れない場所もあり、譲り合ってバスが進む。中心部から買い物袋を手に乗り込んだ主婦らが次々と降りる。さらに西進すると、竹林や樹木が広がる。終点の山越中町では、お年寄り一人が降りたのみ。
 バス通りを東に歩いて戻ると、自転車に乗った外国人の男女が追い越していった。近くの宇多野ユースホステルは、宿泊者の約四割が海外から。「チェックインの午後三時を過ぎると外国人の乗客が増える。中心部から離れており、乗客や運転手に行き先を確認する人も多い」とホステル職員。車内はちょっとした旅行英会話の実践の場にもなっているようだ。

 【メモ】 主な経路は京都駅前〜四条烏丸〜西大路四条〜北野中学前〜御室仁和寺〜ユースホステル前〜山越中町。営業距離は往路10.9キロ、復路11キロ。平日運行回数58.5回。1日の乗客数は5759人。(2003年度市交通局調べ)