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[100円循環]京都市役所前

町中ぐるり、気軽な足
新しいマンションと古い町家が隣り合って立つ富小路通御池かいわい(京都市中京区)
 四条通から河原町通を北上し、御池通を経て烏丸通を南下する。二〇〇〇年に登場した「100円循環バス」は、京のメーンストリートを走る。
 四条烏丸から乗った。百貨店やブランド店の買い物袋を下げた乗客が多い。バス停ごとの乗り降りも多く、さっき乗ってきたと思った家族連れは、バス停一つ分だけ乗って降りていった。店から店、店から駅へと移動する足となっているようだ。
 柳馬場御池で下車。オフィスビルや高層マンションが林立する中、老舗旅館や和菓子店がぽつりぽつりと残り、かつての風情を忍ばせる。
 路線に囲まれた京の中心部を歩くと、古い町家を利用した喫茶店や美容院、雑貨店などが目立つ。どの店も若い人たちでにぎわっていて、まちの新たな息吹を感じさせる。
 このバスは平日は運転していない。よく利用するという中京区の河合繁子さん(八〇)は「四条通かいわいの百貨店などにちょっと買い物に行くのに便利です。ふだんも運行してもらえれば」と話していた。

 【メモ】 主な経路は京都市役所前〜柳馬場御池〜烏丸御池〜四条烏丸〜四条高倉〜四条河原町〜京都市役所前。一方循環。営業距離は3.4キロ。土、日、祝のみ運行。運行回数42回。一日の乗客数は877人(2003年度市交通局調べ)