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〔臨西2〕洛西バスターミナル−桂駅西口

心地良い山里の風景
もみじのトンネルが続く大原野神社境内。秋が深まると、紅葉スポットとして多くの人でにぎわう(京都市西京区)
 京都市西京区の洛西バスターミナルでバスを待つ。年配の女性たちが買い物袋を提げ、集まってきた。「お元気やった?」「今日はどこへ行ってきはったの」。午前十一時過ぎ、顔なじみ同士の楽しげなおしゃべりを乗せバスが出発した。
 大原野地区と洛西ニュータウン、阪急桂駅を結ぶ数少ない市バス路線として、一九八七年に誕生した。「病院へ行ったり買い物に行ったり、よく利用しますよ」と地元の七十代の主婦。日中は、およそ一時間に一本ペースと少ないものの、地域の大切な足になっている。
 車窓の青空と田園風景が心地良い。道ばたにはコスモスの花も揺れる。折り返しのバス停南春日町で降りた。坂道を上ると大原野神社の前に出た。
 境内では親子連れやハイキング客が一服していた。付近を散策し、バス停に戻ると、ちょうど次のバスが来た。
 帰りは二十分あまりで桂駅前に着いた。市街地からわずかな時間で静かな山里の風情の中へ。ちょっとした旅行気分を味わえる。

 【メモ】 主な経路は洛西バスターミナル〜大原野小学校前〜南春日町〜境谷センター前〜境谷大橋〜三ノ宮街道〜桂駅西口。営業距離は17.8キロ。平日運行回数は9回。1日の乗客数は約670人(2004年度市交通局調べ)。