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[3系統]松尾橋−北白川仕伏町

西の端から東の端へ
中心部のビル街を通った後、山の緑と秋晴れの空のコントラストが鮮やかに感じる(京都市左京区)
 秋晴れの空に緑が映える松尾山を背に午前九時過ぎ、松尾橋バス停(京都市右京区)に着く。ベンチでは、お年寄りの二人連れが楽しげにおしゃべりしながらバスを待つ。やがて、ロータリーに控えていたバスのエンジンがかかり、ベンチの前で乗降口が開いた。
 四条通を東に向けて進む。西大路通や堀川通といった大通りとの交差点でもひたすら真っすぐ走っていく。道路周辺はやがて、ビル街に変わり、空が見えにくくなってきた。
 四条烏丸周辺で、それ以前のバス停から乗り込んだ乗客の大半が降りた。西部の住民にとっては中心部への足になっているようだ。四条河原町に来てようやく、バスは北に向けて交差点を曲がった。その後、コースは今出川通や東大路通とジグザグになっていく。
 東大路通から東鞍馬口通の角を曲がると京都造形大キャンパスの裏山の緑が間近に迫ってきた。これまで来た経路を振り返ると、松尾山に連なる嵐山が遠くに見えた。京都盆地の西の端から東の端まで突っ切り、ちょっぴり達成感を味わえた。

 【メモ】 主な経路は松尾橋〜京都外大前〜四条河原町〜百万遍〜飛鳥井町〜上終町京都造形大前〜北白川仕伏町。営業距離は13.0キロ。所要時間は約1時間で、平日運行回数104回。1日の乗客数は13300人。(2002年度交通局調べ)