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[南3系統]竹田駅西口−横大路車庫前

水運発展のまち巡る
三栖閘門のテラスから伏見の市街地の壮大なパノラマが広がる(京都市伏見区)
 平日の昼下がりに、始発の竹田駅西口(京都市伏見区)から一人で乗り込んだ。建設中の京都高速道路・油小路線の高架下を南進する。沿道には全国展開するコンビニや飲食店をはじめ、企業ビルや工場も並ぶ。
 東へ曲がり大手筋へ。新高瀬川、濠川を渡る。のんびり水面(みなも)を進む十石舟が目に入った。水運で発展した伏見の歴史がぐっと身近に感じられる。
 二十分ほどで京阪中書島駅に着いた。終点だった。平日の横大路車庫前行きは全体の五分の一。駅南口の整備に伴い、大半は竹田−中書島駅間を折り返す。男性運転手によると、朝夕は通勤の会社員で満員だが、昼間はお年寄りが数人程度という。
 運転手の勧めで伏見港公園へ。木陰で将棋や読書を楽しむ人がおり、テニスコートからは歓声が聞こえる。濠川河口に立つ三栖閘門(こうもん)の五十段のらせん階段を上った。写真を撮っていた千葉県の会社員馬上拓也さん(三二)夫妻は新撰組ゆかりの地をめぐるうち、舟に揺られて偶然訪れた。「京都駅まで見渡せる。すがすがしいね」

 【メモ】 主な経路は竹田駅西口〜城南宮東口〜パルスプラザ前〜伏見署前〜京橋〜京阪中書島・伏見港公園〜横大路車庫前。営業距離は往路、復路ともに6.1キロ。平日運行回数30本。1日の乗客数は490人(2004年度市交通局調べ)