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[43系統]四条烏丸−久世橋東詰

クスノキ眺め銘水一口
平清盛が植えたと伝えられるクスノキの大木(京都市下京区西大路通八条上ル)
 経路は京都市下京区の繁華街を起点に、烏丸通から五条通、西大路通を経て御前通を一路南へ。南区吉祥院の西南地域をひと巡りする。
 夏の日差しが照りつける平日の昼下がり、烏丸通四条下ルのバス停では小さな日陰に女性客が肩を寄せ合う。向かいの商業ビル「CoCon烏丸」に描かれた雲を数えながらバスを待つ。予定より十分遅れて出発。車内のエアコンが頼もしい。
 五条通を西へ進み、堀川通に差しかかると周辺に巨大なマンションが目立ち出す。ベランダで布団をたたいたり、洗濯を干す姿が横目に入る。JR嵯峨野線の高架下を抜け、車線が減ると飲食店や洋菓子店、薬局など沿道から生活感が漂う。
 西大路通を南進中、窓が緑に包まれた。下車すると、平清盛の別宅跡に立つ若一神社のクスノキだった。境内で開運出世の水として名高い銘水を一口。クスノキを眺めながら涼を得た。西大路駅まで歩いて再び乗車。乗客の大半が吉祥院御池町の大型スーパー前で降りた。畑や物流車庫の混在地を巡ると、乗客が一人ずつ家路に向かった。

 【メモ】  主な経路は四条烏丸〜堀川五条〜市立病院前〜西大路駅前〜塔南高前〜吉祥院池田町〜久世橋東詰。営業距離は往路8.8キロ、復路7.6キロ。平日の平均運行回数17本、1日平均乗客数725人。(2004年度市交通局調べ)