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[22系統]横大路車庫前−南工業団地前

外環状から菱妻神社へ
静けさに包まれた菱妻神社の境内(京都市伏見区久我石原町)
 雨降る午前、横大路車庫を出発し、宇治川や巨椋池干拓田を遠目に眺めながら外環状線を東へ快調に行く。中書島から乗客が増え始め、西大手筋を過ぎて二十人余り。下鳥羽を経て、再び外環状線へ。菱川から北上し、久我方面に向かう。
 鉄道の駅がある中書島や伏見桃山と下鳥羽や久我の各地域を結ぶ。下鳥羽や久我ではセンターラインのない道も行く。
 久我の杜(もり)のバス停で扉が開くと、近くにある保育園の子どもの声が車内に飛び込んだ。民家や商店が迫る狭い場所では、対向する車やバスと道を譲り合い、歩行者に注意して慎重に進む。
 曹洞宗の開祖道元誕生を伝える石柱を過ぎ、名神高架下にある菱妻神社前のバス停で降りた。民家の向こうに見える大木の先端を目標に、同神社へ向かった。
 森に包まれた境内は、周囲の騒がしさを忘れさせる。毎年五月の千種祭では、みこしが御旅所から地域を巡る。「バス通りも一部通ります」と渕田家貴宮司(三二)。地域に密着した道を、バスは通っている。

 【メモ】 主な経路は横大路車庫前〜中書島〜西大手筋〜下鳥羽〜神川小学校前〜久我〜南工業団地前。営業距離は往路11.5キロ、復路11.7キロ。所要時間は約40分。平日運行回数は39本。1日の平均乗客数は1365人(2004年度市交通局調べ)