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[15系統]立命館大学前−三条京阪前

市場や繁華街にぎわう
買い物客でにぎわう「円丸市場」(京都市中京区西ノ京円町)
 平日の夕方、四条河原町のバス停で乗車した。「四条京阪前」「三条京阪前」で、買い物帰りの若い女性や学生らしい若者を乗せ、御池通を西進。広々とした歩道では、軽トラックに野菜を積んだ農家の人が通行人相手に振り売りをしていた。
 ビルが立ち並ぶ西ノ京円町で下車。交差点を東に歩くと、ガラス扉の奥に市場を見つけた。四十年以上前に開設された私設の「円丸市場」。オレンジ色の裸電球や天井からつり下がったはかりがレトロな雰囲気だ。往時は十五軒あったという店も今は五軒だけ。それでも午前中は新鮮な魚や野菜を求める客でにぎわう。青果店主樫喜久男さん(五九)は「お年寄りはおしゃべりを楽しみに来はりますよ」と話す。
 市場を通り抜けて外に出ると、紙屋川にかかる上平橋が見えた。澄んだ流れのほとりにたたずむ吉川大明神の赤い鳥居が風景にマッチしている。再び乗車し、西大路通を北上、学生風の若者と終点に向かった。にぎわう繁華街から緑多い衣笠地域に到着。バスを降りて思わず深呼吸した。

 【メモ】 主な経路は三条京阪前〜堀川御池〜二条駅前〜千本丸太町〜西ノ京円町〜北野白梅町〜立命館大学前。営業距離は往路8.3キロ、復路7.5キロ。平日運行回数は37本。一日の平均乗客数は2394人(2004年度市交通局調べ)