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[13系統]四条烏丸−久世工業団地前

南西地域へ便利な1本
西寺の跡にある児童公園。中央の小高い場所に2本の大木が茂る。トンボを追いかける男の子の姿も見かける(京都市南区・史跡西寺跡)
 汗をふきふき、始発の四条烏丸でバスを待った。午後二時四十分の定刻通りに出発。車内は冷房がきき、新車独特の香りがする。正面の大きな画面に次のバス停が表示され、分かりやすい。
 昼間のせいか、乗客はずっと十人程度と少なめ。JR西大路駅前を過ぎると降りる人ばかりになった。市内の中心部から南西地域へ行くのに便利な路線だ。約四十分で終点の久世工業団地前へ。周辺を歩いてみた。
 アパートと名神高速道路に挟まれた三角形の畑で、農作業中の男性がいた。「昔は建物も少なく、天王山までを一望できた」と振り返る。この夏、ナスは虫に食われて「大失敗」。でも、「運動の代わりに農業やからええんよ」と笑った。
 工業団地前では南区の森下三津子さん(三九)と一緒になった。近くの会社の事務をしている。「このバスは本数が少ないだけに本当に貴重です」
 西大路駅前で降りて東へ向かった。唐橋小の北側にある史跡「西寺跡」。平安時代、東寺と並んで隆盛を誇ったが、今は、子どもたちが集う公園になっている。

 【メモ】 主な経路は四条大宮〜西大路四条〜西大路駅前〜吉祥院西ノ茶屋町〜久世橋西詰〜築山〜久世工業団地前。営業距離は往路9・4キロ、復路10・3キロ。平日運行本数は29本。1日の乗客数(平日)は2568人(2004年度市交通局調べ)