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[55系統]立命館大学前−四条烏丸

地元の人や学生多く
わら天神には安産を願う人々が訪れる(京都市北区・わら天神前)
 夕方近く、千本丸太町から乗車した。百貨店の袋を持った年配の女性が多かった。終点の二つ手前のわら天神前で下車した。西日が厳しい。
 わら天神は安産の神様。京都旅行を楽しむ大阪市の奈良春樹さん(四三)一家が、境内から出てきた。「安産祈願の神社なんやね。いい雰囲気。僕らは宝塚市の中山寺で祈願しました」と、二人の息子の頭をなでた。
 夏休み中なのに、立命館大学前のバス停は込み合っている。学生ら十五人が乗った。三年の女子学生(二一)は「大学近くでアルバイトしているので、休み中でも普段通り、バスを使います」
 千本今出川から、高槻市の岡村規男さん(六八)と隣り合わせた。毎月数回、親類の会社を手伝いにくる。「私はこの系統しか乗らない」。その理由は「阪急電車で烏丸まで乗って、始発から乗ると確実に座れるやろ」と話した。さらに、「観光客が少なく、学生さんと地元の人が多いから、バスの中が落ち着いた感じがする」とも説明。話しているうちに終点へ。始発から乗った学生七人も降りていった。

 【メモ】 主な経路は四条大宮〜二条駅前〜千本丸太町〜千本今出川〜北野白梅町〜わら天神前〜立命館大学前。営業距離は往復ともに6.9キロ。平日運行本数は34本。1日の乗客数(平日)は1692人(2004年度市交通局調べ)