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[西4系統]洛西バスターミナル−洛西口駅前

向日市も走る新路線
洛西口駅開業に伴って見学者が増えているという物集女城跡(向日市)
 京都市の洛西地域の玄関口となる阪急電鉄の洛西口駅が二〇〇三年三月、西京区川島に開業したのを受けて、洛西ニュータウンと同駅を結ぶために新設された。両地点の間には向日市域が一部含まれ、「京都市バスで市外に出る数少ない路線」(市交通局)だ。
 洛西バスターミナルを午後三時三十五分発の便に乗った。立ち並ぶ一戸建てや高層の団地を横に、整然とした車道を進む。脇の歩道では、紅葉し始めた木々が赤、黄、緑三色の葉を身にまとい、高校生らが楽しそうにおしゃべりしながら下校する。バスの乗客も買い物袋を手にバスを降りて家路につく。
 ニュータウンをぐるりと回り、バスは洛西口駅を目指して府道を東へ進み、向日市に入る。物集女の停留所で降りて「物集女街道」を南に歩くと、こんもりとした竹やぶが見える。室町から戦国時代にかけて周辺を支配した物集女氏の居城だったとされる物集女城跡。秋の夕暮れのせいか、もの寂しい雰囲気。だが、西側に地元住民が昨年設置した説明板を見つけ、心が少し温かくなった。

 【メモ】 主な経路は洛西バスターミナル〜西竹の里町〜新林公団住宅前〜境谷大橋〜物集女〜洛西口駅前。営業距離は往路、復路とも6.1キロ。平日運行回数は22本。1日の平均乗客数は444人(2004年度市交通局調べ)