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[57系統]錦林車庫前−京都駅前

車窓から美しい紅葉も
参道の色鮮やかな紅葉を楽しむ観光客ら(11月25日、京都市左京区・永観堂)
 先週末の土曜日、JR京都駅から乗ってみた。紅葉シーズンの最盛期、駅は観光客であふれかえり、バス乗り場も長蛇の列。乗車までに相当な時間を覚悟したが、二十分弱で乗ることができた。これには理由がある。
 57系統と5系統は同じ乗り場。5系統は、57系統と同じルートを走った後、さらに曼殊院や赤山禅院がある一乗寺や修学院方面へ行く。列の人々の目当ては5系統だ。もともと、この二つの系統は同じ5系統だったが、利用者に分かりやすくするため、昨年三月に57系統が新設された。
 バスは定時の十時三分に出発。立っている人もいるが満員ではない。東本願寺の黄色く色づいたイチョウに感嘆の声があがる。四条烏丸ですし詰めに。四条河原町、三条京阪前では乗り切れない客もたくさん出た。約三十分で南禅寺・永観堂道に到着、下車した。ほとんどの客もここで降りた。東へ歩くと永観堂の紅葉が目に飛び込んできた。バスで隣りあわせた兵庫県西宮市の学生原田笑美さん(二二)は「ガイド本の写真よりきれい。来てよかったあ」とつぶやいた。

 【メモ】 主な経路は南禅寺・永観堂道〜京都会館美術館前〜三条京阪前〜四条河原町〜四条烏丸〜京都駅前。営業距離は往路6.9キロ、復路7.5キロ。平日運行回数は33本、1日の乗客数(平日)は2237人(2005年度市交通局調べ)。