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[33系統]洛西バスターミナル−京都駅前

晩秋の風情残る桂離宮
師走に入っても秋の雰囲気が残る桂離宮周辺(京都市西京区)
 師走の昼下がり、商業施設が隣接する洛西バスターミナルから乗車した。バスは、街路樹の枯葉が舞うニュータウンの中をぐるりと回っていく。買い物や学校帰りの市民が乗り降りし、生活の足になっている。
 国道9号に出ると、京都経済短大や京都明徳高の学生や生徒が乗り込み、車内はほぼ満杯になった。そこから阪急桂駅に向かって、道幅五メートルほどの狭いルートを進んでいく。対向車との離合も大変で、運転手は「洛西の路線の中でも、狭い道が多い。事故や通行のトラブルも起こりやすい」と話す。桂駅東口で大半の乗客が降り、電車に乗り換えていった。
 桂離宮前でいったん下車し、冬の桂川沿いを歩いた。桂離宮では、色づく木々にまだ葉がたくさんあり、晩秋の雰囲気が残っていた。事前申し込みがないと見学できないが、徳島県から来た五十代の夫婦は「この時期でも秋の風情が楽しめて良かった」と話した。再び乗車し、京都駅へ。広い七条通に出ると、駅に向かう人たちを乗せながら、バスはテンポを上げて走り始めた。(おわり)

 【メモ】 主な経路は洛西バスターミナル〜洛西高校前〜国道中山〜三ノ宮〜桂駅東口〜桂離宮前〜西京極小学校前〜西大路七条〜京都駅前。営業距離は12.7キロ。平日運行回数は34本。一日の乗客数は2601人(2004年度市交通局調べ)。