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築城の全容たどる

21日から博物館で企画展
彦根城の構造を詳しく記した「御城内御絵図」
 彦根城博物館(彦根市)は二十一日から、国宝・彦根城築城四百年祭に合わせた特別企画展「彦根城と城下町−まちづくりのあゆみ」を開催する。幕府の命による国家プロジェクトとして進められた築城事業の全容を示す絵図や文書を公開する。
 特別企画展の「巻の2」で、一六〇三(慶長八)年から二二(元和八)年にかけて城郭や城下町が整備された経緯やその後の姿を、同館所蔵の重文「井伊家文書」などを中心に三十三点の資料でたどる。
 「御城内御絵図」(縦二・六メートル、横一・八メートル)は藩の普請奉行が作製した公的な平面図で、現存する絵図では最も正確に城の構造を伝える。二代将軍徳川秀忠が彦根藩主にあてた書状は、築城工事の進み具合を気遣い、西国防衛の拠点として幕府が彦根城を重視していたことを物語る。「御城下惣(そう)絵図」には、江戸期に全国有数規模の城下町だった彦根の町の姿が詳細に描かれている。
 二十八日午後二時から、学芸員が展示品を解説する。五月十八日まで。
【2007年4月19日掲載】