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井伊家伝来の名刀 特別展

彦根城博物館 19日から
朱塗りの漆が施された刀剣
 彦根城博物館(彦根市金亀町)は十九日から六月十五日まで、特別企画展「大名のおしゃれ−井伊家伝来・刀剣と刀装の名品」を開く。国宝・彦根城築城四百年祭を記念した「百花繚乱(りょうらん)−彦根歴史絵巻」の巻の三で、企画展では「井伊の赤備え」に合わせて朱塗りの装飾を施した品などから大名の美意識が伝わる。
 十二代藩主井伊直亮(なおあき)が所用していた「太刀 銘国宗」(重要文化財)や初代直政から三代直澄へと受け継がれた南北朝時代の名刀など三十点を展示する=写真。「こしらえ」と呼ばれるさや、つか、つばの装飾では二代藩主直孝の所用品に鮮やかな朱塗りの漆が施されているほか、黒漆に貝をはめ込むなど多彩な技法が用いられている。彦根城博物館によると、江戸期に刀剣は武器と同時に権威の象徴とされ、各大名はこぞって名刀を収集、なかでも井伊家は全国でも有数の六百点を所有していた、という。
 十九日午後二時から作品を解説する「ギャラリートーク」が催される。観覧料は五百円(小中学生二百五十円)
【2007年5月17日掲載】