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山田洋次監督が訪問

重厚な構造「最高の舞台」
「時代劇三部作展」の会場を訪れた山田洋次監督(彦根城天秤櫓)
 国宝・彦根城築城四百年祭の一環として、彦根城(彦根市)の重文天秤櫓(てんびんやぐら)で三十一日、「山田洋次時代劇三部作展」が始まり、山田監督が現地を訪れた。
 天秤櫓では山田監督が手がけた「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分」のうち、彦根城内外の撮影場面を編集した映像のほか、出演者の衣装、小道具が、六月二十四日まで展示されている。
 会場を巡った山田監督は、櫓内部の重厚な構造を眺め、「自作が紹介される舞台としては最高です」と語った。彦根藩十三代藩主で幕末の大老井伊直弼について「桜田門外の変を題材にしたサスペンス調の作品を撮ってみたい」と話した。
 山田監督はこの日、彦根城博物館で開かれた彦根や小樽、倉敷など五市による「知恵のまちづくり全国都市フォーラム」で講演した。「藤沢周平の世界を映像で表現する舞台として、彦根城に匹敵する城はない。変化に富んだ場面が撮影できた」と語った。
 フォーラムでは元京都市助役の木下博夫・阪神高速道路社長の司会で、獅山向洋彦根市長ら五市長が「個性あるまちづくり」について討論した。
【2007年6月1日掲載】