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大老井伊直弼展

開国への決断 克明に伝える
ペリーが横浜に上陸した時の様子をドイツ人画家が描いた石版画
 彦根城博物館(彦根市金亀町)は、国宝・彦根城築城四百年祭の特別企画展「決断!開国と大老井伊直弼」を十六日から七月二十日まで開催する。大老として日本を開国に導いた十三代彦根藩主の生涯を紹介する。
 八部シリーズの特別企画展「百花繚乱(りょうらん)−彦根城歴史絵巻」の「巻の4」として開く。「ペリー来航」「通商条約調印の決断」「桜田門外の変」などに分けて、横浜開港資料館所蔵の資料九点のほか、重要文化財の井伊家文書など三十九点を展示する。
 ペリーの横浜上陸の姿をドイツ人画家が描いた石版画は、縦六十四センチ、横八十九センチの大きな画面に歴史的な瞬間が克明に記され、井伊家に残る文書「公用方秘録」では、政治的な対立が激化するなかで開国の判断をめぐり揺れ動く直弼の心情を側近が記録している。
 観覧料は五百円(小中学生二百五十円)。開催初日の十六日午後二時から学芸員が会場で展示品を解説する。関連事業として、彦根城西の丸三重櫓(やぐら)でも特別展「開国資料展」が十六日から七月二十日まで開かれる。
【2007年6月16日掲載】