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彦根城博物館で企画展

”直弼の茶“思想を知る
黒漆塗りに朱漆で直弼自作の和歌をほどこした「黒漆塗栗山桶水指」
 彦根城博物館(彦根市金亀町)は二十一日から、国宝・彦根城築城四百年祭の特別企画展「親子で楽しむ 一期一会−井伊直弼の茶の湯」を催す。大名茶人として茶道史に名を残した彦根藩十三代藩主井伊直弼の茶の湯の思想、在り方を紹介する。
 今回の企画展は「百花繚乱(りょうらん)−彦根歴史絵巻」と題した八部シリーズの第五部。「学び、作る」「茶会を開く」「教え、伝える」の三テーマに分けて、「茶湯書目書付」「彦根水屋帳」「茶湯一会集」(いずれも重要文化財)など計六十三点を並べる。
 中には、おけに黒漆塗りをほどこし、直弼自作の和歌「栗山の苔の下水こゝにたに賤かしわさを汲てこそしれ」を朱漆で記した「黒漆塗栗山桶水指(おけみずさし)」(高さ二七・五センチ、口径二四・七センチ)や直弼自作の「白楽蛤(しろらくはまぐり)香合」(長径七・四センチ、短径五・八センチ)、直弼筆の掛け軸「一行物 和敬清寂(わけいせいじゃく)」(縦一一一・四センチ、横二八・九センチ)がある。
 初日の午後二時からは作品を解説するギャラリートーク、八月十一、十八の両日午後二時からは親子参加型のギャラリートークを開く。八月二十四日まで。観覧料は一般五百円、小中学生二百五十円。
【2007年7月20日掲載】