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佐和山城よ もう一度

天守閣 18メートルの絵で再現
「佐和山一夜城復元プロジェクト」で掲げるために描かれた天守閣
 国宝・彦根城築城四百年祭実行委は9月1日から16日まで、関ケ原の戦い(1600年)で敗れた戦国の武将石田三成(1560―1600年)の居城だった佐和山城を疑似再現する「佐和山一夜城復元プロジェクト」を実施する。彦根城の北東約2キロに位置する佐和山のふもとにベニヤ板で高さ約18メートルの天守閣の絵を掲げる。
 佐和山城は関ケ原の戦いで徳川方に攻め落とされた後、破壊された。石垣や木材などは彦根城に転用されたため、現在は遺構がほとんど残っていない。
 復元プロジェクトは、彦根商工会議所青年部が中心になって実施する。ベニヤ板(縦一・八メートル、横〇・九メートル)九十二枚に描いた五層の天守閣を張り合わせ、高さ一八メートル、幅一三メートルに仕上げて佐和山のふもとの東山運動公園(古沢町)に設置する。  「天守閣」は、親子連れなど三百五十人が城東小で石垣や屋根瓦など細部まで描き、丹念に色を塗って仕上げた。
 期間中は午後六時から同九時まで、「天守閣」をライトアップするほか、同公園では、戦国甲胄(かっちゅう)劇の上演やクイズ、綱引き大会などのイベントを催す。
 佐和山一夜城復元プロジェクト委員会の川内将人委員長(三六)=小泉町=は「彦根城と佐和山城の二つの名城を比べて、歴史のロマンを感じてほしい」と話している。
【2007年7月25日掲載】