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彦根城ライトアップ

浮かぶ古城の風格
幻想的な光に浮かび上がる彦根城の内堀や石垣(1日午後6時50分、彦根市金亀町)
 彦根市金亀町の彦根城で一日夜、国宝・彦根城築城四百年祭を記念したライトアップが始まった。堀や石垣が幻想的な光に浮かび上がった。
 「光の祝祭 彦根城ライトアップ『彦根夢灯路』」と銘打って、四百年祭実行委が十二月二日まで毎日午後六時−同九時に実施する。
 平等院や金閣寺(鹿苑寺)などを手掛けた照明デザイナー内原智史さんがプロデュースし、内堀と中堀沿いに二百六十八基の投光器やあんどんを設置した。芝土居の緑の斜面が淡い光に浮かび上がり、堀の水面に光線が伸びるなど控えめな演出で古城の風格あるたたずまいを浮かび上がらせた。
 玄宮園では「虫の音を聞く会」(九月末まで)も始まり、訪れた人たちは縁台に腰掛けて、スズムシやマツムシの涼しげな音色に耳を傾けた。

”佐和山天守閣“ 夜空に浮かぶ

佐和山の夜空に浮かび上がった平面の天守閣(1日午後7時すぎ、彦根市古沢町)
 「佐和山一夜城復元プロジェクト」は、同市古沢町の東山公園で一日から十六日まで築城四百年祭実行委が開催する。彦根城が築城される前に石田三成が佐和山に居城を構えた歴史に光をあてるため、彦根商工会議所青年部の呼び掛けで、ベニヤ板九十二枚に市民三百五十人がペンキで天守閣を描いた。
 一日午後七時、佐和山を背景に巨大な天守閣が光に照らし出されると、見守った大勢の人たちから拍手と歓声が上がった。期間中は歴史講座や綱引き大会などがある。

天守閣を望む野外ステージではジャズライブ

天守閣を望むステージで催されたジャズライブ(31日夜、彦根市金亀町・金亀公園)
 金亀町にある金亀公園の野外ステージでは「晩夏に聴くJAZZライブ」(NHK大津放送局、四百年祭実行委主催)が三十一日夜に開かれた。
 関西のベテランミュージシャンによる「小曽根実パパバンド」が、スイングやスタンダード、クラシックのアレンジなどさまざまなスタイルのジャズを披露した。彦根市を拠点に活動する「Rag−lag」と「GOMA」の二組のアーティストもオリジナルのバラードやボサノバ調の曲を演奏した。五百人の聴衆は心地よい夜風に吹かれながら、しっとりとしたメロディーや弾むリズムに耳を傾けた。
【2007年9月2日掲載】