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人形師ホリ・ヒロシさん作品展

彦根城に幻想的世界
「姫」をテーマにあでやかな衣装の人形を並べた「ホリ・ヒロシ人形姫絵巻」(彦根市・彦根城西の丸三重櫓)
 国宝・彦根城築城四百年祭の特別展「ホリ・ヒロシ人形姫絵巻」(同祭実行委主催)が、彦根城西の丸三重櫓(やぐら)(重要文化財)で開かれ、日本の代表的な人形師ホリ・ヒロシさん(四九)が創作した作品約四十点が幻想的な雰囲気を漂わせている。
 ホリ・ヒロシさんは神奈川県出身で東京都在住。創作のみならず国内外で自ら人形を遣う「人形舞」の公演や、映画・舞台の衣装、デザインを手がけている。今回は「姫」をテーマに櫓の雰囲気に合う作品を選び、谷崎潤一郎の「盲目物語」や上田秋成の「雨月物語」など日本文学や人形舞の舞台で使われた等身大の大きさの人形を中心に並べた。
 入場者たちは、いまにもなまめかしく舞いそうな表情や髪型、あでやかな衣装などに見入っていた。秋田県大潟村から訪れた農業石川泰治さん(三九)は「これまで見てきた人形と違い、切れ長の目や顔の表情などが独特だった」と話していた。
 展示は同祭最終日の十一月二十五日まで。入場無料だが、彦根城の入場料(大人千円、小・中学生二百円)が必要。
【2007年9月4日掲載】