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(31)自転車タクシー

狭い道もすいすい 城下町走る流線形
ドライバーは、堀や石垣など城の見どころもガイドする
 細長い卵のような流線形の車体が軽快に風を切って進む。国宝・彦根城築城四百年祭に合わせて今年四月から、NPO法人(特定非営利活動法人)五環生活が市中心部で自転車タクシーを運行している。
 城のなかでも徒歩で訪れるにはやや遠い山崎曲輪(くるわ)付近にも、自転車タクシーなら気軽に行くことができる。歩くよりやや早いくらいのスピードで、古城の落ち着いた風情を味わえる。
 城下町の武家屋敷巡りにも向いている。足軽屋敷が並ぶ芹橋二丁目かいわいは道が狭く、タクシーやマイカーが進入しにくいが、小回りの利く自転車タクシーはすいすいと進んでゆく。
 間もなく本格化する秋の観光シーズンに、城内は観光客であふれ、天守閣への入場は長い時間待ちとなる。年配の人にとって、城山の石段を上るのは体力面でも大きな負担になる。そんな時は、自転車タクシーや屋形船など築城四百年祭を契機に市民が主体となって運営している交通手段を利用すると、ゆったりとした気分で城と城下町の新たな魅力に触れることができる。
【2007年10月9日掲載】