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直政・直孝の時代紹介

関ケ原合戦図や大火縄銃 27日から企画展
木俣家伝来の関ケ原合戦図
 国宝・彦根城築城四百年を記念した特別企画展「戦国から泰平(たいへい)の世へ−井伊直政から直孝の時代」が二十七日から、彦根城博物館(彦根市金亀町)で始まる。彦根藩筆頭家老の木俣家伝来の「関ケ原合戦図」や同藩士宇津木家伝来の大火縄銃(堺市博物館蔵)など、黎明(れいめい)期の江戸幕府を支えた彦根藩ゆかりの品々約九十点が並ぶ。
 特別企画展は築城四百年が開幕した三月二十一日から月一回のペースで趣向を変え、これまで計七回開催してきた「百花繚乱(りょうらん)−彦根歴史絵巻」の最終回。
 徳川家の筆頭家臣として幕府を支えた彦根藩の初代藩主井伊直政(一五六一−一六〇二)と二代藩主直孝(一五九〇−一六五九)をテーマに、当時の社会情勢や彦根藩の活躍ぶりを紹介する。
 同博物館が木俣家の関ケ原合戦図を展示するのは初めて。「井伊の赤備(あかぞな)え」と呼ばれる朱塗りの具足を身に付けた部隊が関ケ原の合戦で西軍の島津隊を追う様子が描かれ、ほぼ同じ構図の井伊家伝来図と比べ、彦根藩士を多く配置しているのが特徴という。
 大火縄銃は一六一〇年に製造されたとされ、長さ約三メートル、口径約三センチ、重さ約百三十五キロ。近世の鉄砲産地で知られる長浜の国友と堺の両地域による合作。また、井伊家の菩提(ぼだい)寺・清凉寺所蔵の井伊直孝画像(一七一五年)なども展示する。
 十一月二十五日まで。観覧料が必要。同月十七日午後一時からシンポジウムもある。定員は先着六十人。参加費は五百円。希望者は同月十日までに往復はがきで、〒522−0061 彦根城博物館学芸史料課「歴史シンポジウム係」TEL0749(22)6100へ。
【2007年10月18日掲載】