京都新聞TOP > 観光アーカイブ > 彦根築城400年祭
インデックス

彦根史 古文書で追う

滋賀大で企画展 屋敷間取り図も
彦根にまつわる江戸時代の文書や絵図などが並ぶ企画展「古文書でふりかえる彦根」(彦根市・滋賀大経済学部付属史料館)
 江戸時代の文書などから彦根の歴史をひもとく企画展「古文書でふりかえる彦根」が、彦根市の滋賀大経済学部付属史料館で開かれている。奉行の出した裁許書や彦根城築城前の古絵図、城下町屋敷の間取り図など約二十点が並び、藩士や町人の暮らしぶりを生々しく伝えている。
 約一メートル四方の「彦根古絵図」は、彦根城築城前(十六世紀後半)の景観を紹介。松原内湖に注ぐ芹川の流路や周辺の山々を描き、彦根各地の伝承を記している。
 また、魚屋が集住した彦根城下の上魚屋町の町人屋敷間取り図(一八六四)や同町域外での魚売買を禁じた文書(一七三〇)のほか、廃藩前の彦根藩が刊行した「蚕桑(さんそう)図解」も展示。養蚕業振興の解説書で、「禄高(ろくだか)が減って困窮する藩士に、新たな就業を勧める意味もあった」(同史料館)としている。
 十一月十六日まで。入場無料。十月二十七日に同学部講堂で企画展関連講演会がある。問い合わせは同史料館TEL0749(27)1046。
【2007年10月24日掲載】