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「いろは松」冬支度

彦根城、こも巻き
冬の到来を前に、松に取り付けられるこも巻き(彦根市・いろは松)
 彦根城(彦根市)で八日、江戸時代からの松並木「いろは松」などで、こも巻きが行われた。ひんやりとした空気に包まれた「立冬」の朝、作業員たちが太い幹と向かい合い、せっせと冬支度を整えた。
 こも巻きは、幹で冬越えする害虫を駆除するため彦根城では昔から、立冬に合わせて行われている。城山公園事務所の作業員九人が赤い法被姿で例年通り、いろは松のほか、城内北側の金亀児童公園の松など約百本に次々とこもを施した。
 彦根地方気象台によると、この日の最低気温は七・四度。作業員らは二人ずつが息を合わせ、幅一・二−一・八メートル、縦〇・九メートルのこもを幹にまきつけ、荒縄できつく縛っていった。
 中堀沿いのいろは松はかつて四十七本あり、それぞれに藩士の名が付けられ、大切に育てられたと伝わる。情緒にあふれ、こも巻き作業に通行人も目をとめていた。
【2007年11月9日掲載】