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ひこにゃん お疲れ!

彦根城築城400年祭閉幕
3万個のろうそくの灯でグラウンドいっぱいに描かれたひこにゃんと彦根城(25日午後6時50分、彦根市金亀町・金亀公園)
 彦根市で開かれていた国宝・彦根城築城四百年祭(実行委主催)が二十五日閉幕した。最終日も大勢の観光客らが訪れ、今年三月二十一日の開幕以来の彦根城観光客数は七十六万四千四百八十四人(実行委調べ)で、当初の目標を二十一万人上回った。城一帯はこの日、閉幕セレモニーやろうそく三万個が点灯されるなど多彩な催しでにぎわった。
 城内の一角にある彦根東高体育館で開かれた閉幕セレモニーで、実行委の北村昌造会長(彦根商工会議所会頭)は「この日を迎えられたのは、四百年祭をボランティアで支えてくださった市民のおかげ」と感慨深げにあいさつ。嘉田由紀子県知事も「役所中心でなく、市民や学生、NPOなどの横のつながりがみられた。この日は四百一年目へ向けた新たな出発の日」と話した。
 彦根城北側の金亀公園では、「井伊の赤備え」にちなんだ赤色のろうそくに灯をともす「ひこね夢一会(いちえ)」が行われた。午後六時半すぎ、照明が一斉に落ち、キャラクター「ひこにゃん」や彦根城の図柄とともに、「START TO THE FUTURE!」(未来への出発)の文字が夜の城下町に浮かんだ。

ひこにゃん、能で祝福 彦根東高でセレモニー

400年祭の成功を祝い、万歳を繰り返す実行委関係者ら(彦根市・彦根東高)
 四百年祭の閉幕セレモニーは午後三時半から、彦根東高体育館で、実行委関係者や観光客ら約二千四百人が出席して行われた。
 北村昌造実行委会長のあいさつに続き、同市の獅山向洋市長が「市民が団結すれば二百五十日間で七十五万人もの観光客を迎えられることが分かった。大きな自信につながる」と力強く語った。
 この後、四百年祭の市民サポーター組織「ひこねを盛り上げ隊」のメンバーが時代衣装ファッションショーを披露。たけだけしい赤備えの武士や忍者、姫などの歴史装束に身を包み、会場を沸かせた。
 キャラクター「ひこにゃん」が祝い能「猩々(しょうじょう)」を愛らしく披露すると、大勢の来場者が舞台前でカメラを構えた。
 最後に、四百年祭の閉幕宣言に合わせ、来年開催する「日米修好通商条約締結百五十周年記念事業」に向けた「新たなはじまり宣言」が読み上げられ、参加者全員で万歳を繰り返した。

2000人リボンつなぐ 本丸と門2キロ結ぶ

彦根城の周りを赤いリボンでつなぐ参加者ら(彦根市)
 彦根城の周囲を赤いリボンで囲む「ありがとう彦根城!つなごう未来へ」が本丸と表門、大手門、黒門を結ぶ約二キロで行われ、観光客や市民ら二千人以上が参加、一斉にリボンをつないだ。
 四百年祭の成功を祝うとともに、閉幕後も市民がまちづくりに参加する機運を高めようと彦根青年会議所が企画した。
 リボンは堀沿いや天秤櫓(てんびんやぐら)(重文)の下に並ぶ参加者らをぐるりと結び、午後二時半ごろに輪っかが完成。参加者らは主催者の合図で、天守閣に向かってリボンを高々と掲げ、感謝の気持ちを伝えた。同市大薮町の会社員澤居宏美さん(31)は「市民や観光客の気持ちが一つになった」と満足そうだった。
【2007年11月26日掲載】