京都新聞TOP > 観光アーカイブ > 彦根築城400年祭
インデックス

ひこにゃん円満解決

商品監修を一定容認/「使用中止」取り下げ
 彦根市で開かれた国宝・彦根城築城四百年祭のキャラクター「ひこにゃん」をデザインしたイラストレーター男性(22)=大阪市=が、彦根市と同祭実行委に対し、キャラクター使用の中止などを求めた第三回調停が十四日、彦根簡裁で開かれた。
 男性は商標(ひこにゃんの三図柄)使用の中止など当初の申し立て趣旨を取り消し、市側も男性の著作者人格権や一定の監修機会を容認した。キャラクターの不適切利用の防止などについては双方が協力して臨むことで合意した。
 今後は市が「ひこにゃん」の使用を許可した商品内容などを年一回の割合で男性に通知し、一定の監修機会は事後ながらも与える。
 市の商標権や男性の著作者人格権を侵害するような事例が見つかれば、互いに報告し、対応を協議する。
 また、三図柄と異なる図柄であれば、男性が絵本づくりなどの創作活動を自由に行えることも確認した。
 獅山向洋市長は「年内に解決でき、うれしく思う。申立人には歩み寄りやすい提案をいただいた」と話し、男性の代理人玉越久義弁護士は「調停が円満に成立してよかった。今後は混乱することなく、キャラクターが利用できるのではないか」と語った。
【2007年12月15日掲載】