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街路樹の考察少ない

新景観政策に注文 京都市美観審議会
 建築物や屋外広告のデザインを審議する京都市美観風致審議会(西島安則会長)が十五日開かれ、九月一日からの導入が事実上決まった新景観政策について意見を交わした。委員からは「街路樹の考察が少ない」などの注文が出た。
 市が景観政策の内容を変更する際は、同審議会に意見を聞くことが今回制定、改正された景観関連の条例に定められている。審議会は、関連条例などが十三日の市議会で可決されたのを受けて開かれた。
 会合で委員からは、景観関連条例が市議会で全会一致で可決したことについて「京都の文化的水準の高さを示した」と評価する声が上がった。
 「時を超え光り輝く京都の景観づくり審議会」の会長も務めた西島会長が「何十年にもわたり景観に磨きをかけるのは、難しいが十分やっていける。規制で『抑える』だけでなく市民と考えていこうという機運が必要だ」と述べた。
 ただ、新景観政策の規制内容が建築物に関する部分が多いことから、委員からは「景観の構成要素である街路樹の考察が少ない。質や量を総括する必要があるのではないか」といった注文が出たほか、「市長が代わっても政策が変わらない歯止めが必要」など実効性を問う意見もあった。
 指摘に対し、市都市計画局は「緑は景観に欠かせないテーマであり、建設局とも連携しながら取り組んでいく」と説明した。
【2007年3月16日掲載】