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太陽光発電の助成拡充

景観規制区域拡大で普及伸び悩み
京都市蹴上浄水場に設置されている景観対応型太陽光発電システム。一般住宅への普及を目指し、助成制度が拡充された(京都市東山区)
 京都市は景観規制区域で住宅用太陽光発電を普及させるため、四月から助成制度を拡充した。新景観政策導入で、光を反射したり、青みがかったパネルの設置が規制される区域が拡大した影響などから助成件数が伸び悩んでいるとみられ、設置を促す目的から、最大出力一キロワット当たりの助成額を三万五千円増の八万円にした。
 市は二〇〇三年度から太陽光発電設置に対し、一キロワット当たり四万五千円の助成制度を設け、年間百五十−二百件程度の利用があったが、昨年度は百四件にとどまった。
 市内では、〇七年九月に導入された新景観政策で、屋外に設置する発電装置のデザイン規制が強化された区域が市街地で約二千ヘクタールから約一万二千ヘクタールに拡大した。市地球温暖化対策室は、この影響で助成件数が伸び悩んでいるとみている。
 近年は光の反射を抑えたり、薄型で屋根と一体的に見えるパネルの開発も進んでいる。やや割高だが規制区域でも設置可能なタイプもあり、景観規制区域でも設置を促していくため、助成額を八万円に増額した。
 〇九年度に市内で住宅用太陽光発電を設置した個人か共同住宅の管理組合が対象で、申請には市の設置許可などが必要になる。景観規制区外でも五千円アップの五万円にした。住宅用は三、四キロワットが一般的で、最大四キロワット分まで助成する。
 市は年間二百七十件程度分の助成枠を用意しており、「一般的に設置費用は約二百万円程度かかるが、国や府の制度も合わせて利用すれば、五十万円程度の助成が受けられる」としている。問い合わせは市地球温暖化対策室TEL075(211)9281。
【2009年4月16日掲載】