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「美しい京都 原点に」 

新景観シンポ デザイン基準を議論

 京都市が進める新景観政策のデザイン基準について今後の方向性を探るシンポジウムが31日、下京区のひと・まち交流館京都で開かれ、基準の見直し案をめぐり意見を交わした。
 建築の専門家、大学教授、市の景観部門の担当者で2007年7月に発足させた「市景観デザイン協議会」が、活動の成果を公表する場として催した。
 はじめにデザイン基準の見直し案が報告された。協議会の衛藤照夫委員(京都府建築士会会長)が、複数のデザイン規制がかかる広い敷地でも外観を統一できる新制度など7項目について解説した。
 続いて分科会があり、「基準の進化」をテーマにした会合では、日本建築家協会京都地域会の道家駿太郎さんが「建築家がこん身の力を込めてつくるのを後押しする体制が必要」と提案し、京都建築設計監理協会の湯川君雄さんも「画一的な基準は疑問。美しい京都をつくるのが原点」と述べた。京都府建築士事務所協会の名和啓雅さんは「景観の風情をどう醸し出すかが課題だ」と指摘した。

【2010年2月1日掲載】