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京大新病棟 役立てて

完成式、寄付の山内氏出席
任天堂の山内相談役(中央)からの寄付で建設された新病棟「積貞棟」の完成を祝う関係者(京都市左京区・京都大医学部付属病院)

 京都市の新景観政策による高さ規制の特例第1号となった京都大医学部付属病院の新病棟「積貞(せきてい)棟」の完成式が18日、左京区の現地で行われた。私財から建設費75億円を寄付した任天堂の山内溥相談役も出席し、「皆さんの役に立つものができた」と喜んだ。
 式には、山田啓二知事や門川大作市長、松本紘京大総長も出席し、テープカットに続いて病棟内を見学した。がん治療を主な目的とし、地上8階・地下1階の建物に約300床を配置して、複数の診療科の連携による集学的治療を行う。国立大の付属病院で初めて、急速冷却・加熱で病院食の衛生管理を徹底する「クックチルシステム」も導入した。市の新景観政策の実施で完成が遅れたが、テープカットをした山内相談役は「別に心配はしていなかった。なかなか良いものができた。がん病棟は珍しいので、これから京大が計画を立てて有効な使い方を実現してくれると思う」と語った。

【2010年5月19日掲載】