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高さ緩和に懸念相次ぐ

京都会館再整備
京都会館第1ホールの建て替えに向け、新会館の外観デザインの在り方などを議論する委員ら(京都市中京区)
 京都市が進める京都会館(左京区)再整備計画で、現建物の価値を生かした外観デザインを検討する専門家委員会の初会合が4日、中京区であった。高さ規制を緩和する第1ホールの建て替えの在り方をめぐり、委員から懸念の声が上がった。

専門家委が初会合

 建築の専門家や地元住民の代表者ら計8人で構成。モダニズム建築家・故前川國男氏が設計した現会館の価値を検証し、来年5月予定の新会館基本設計に反映させる。

 会合では、市側が6月に策定した再整備基本計画の概要を説明した後、委員らが意見交換した。第1ホールが市の新景観政策で定めた高さ15メートル規制を大きく超える30メートル程度となる計画に対し「市民に規制を守るよう説得してきた立場からすれば、規制緩和は乱暴だ」「オペラを上演できる高さが必要なのか」との指摘が相次いだ。

 建物の価値の生かし方については「歴史的建物は上手に使われてこそ価値がある」「中途半端ではなく後世に残る良いものをつくってほしい」などの意見が出された。

【2011年11月5日掲載】